5.遺産分割の事例

2016年11月17日 (木)

相続財産の土地を公平に2分割した事例

2人姉妹のお母様が亡くなられ、あとには自宅が残されましたが、建物はすでに老朽化して価値はありません。
この自宅を売却して現金に換え、姉妹で平等に分けることも検討されましたが、生まれ育ったその土地の売却に妹が反対をしていました。
そこで、建物を取り壊して自宅の土地を鑑定評価し、同じ価値になるように土地を切り分けました。

姉妹の共有で1/2ずつ相続をして、共有物分割を行った事例です。

この土地は羊羹(ようかん)のように半分に切ることができない土地でしたので、鑑定評価をして同じ価値になるように1つの土地を2つに切り、土地家屋調査士に依頼して測量と分筆の登記をしました。

2012年10月18日 (木)

相続財産(不動産)の一部を現金で清算した事例

元会社員の男性がご病気で亡くなりました。残された財産は現役時代に住宅ローンで購入したマイホームだけでした。この男性の家族は奥様と長男、そして次男の3人で、この3人が遺産相続人となりました。
民法によれば、法定相続分は奥様が1/2、長男が1/4、次男も1/4です。
しかし、次男は自営で飲食店を営んでいるのですが、近年の景気の悪化でお店の経営状態が思わしくなくて、どうしても現金が欲しいというご希望でした。
そこで、マイホームを1,400万円と鑑定評価して、次男の相続分350万円を奥様が次男に現金で渡すことにしました。

これは「代償分割」という遺産分割の方法です。鑑定評価を利用することによって、その不動産を売却することなく、長男と長女が公平に遺産を取得することができた事例です。

その結果、自宅の相続分は奥様が3/4、長男が1/4となり、司法書士に依頼して相続登記を行いました。

相続財産(不動産)の一部を売却して清算した事例

お父様に続いて、病気療養中のお母様も亡くなられました。お子さんは同居していた長男とすでに嫁いだ長女の2人。残された財産のうち土地建物は自宅とアパートと駐車場でした。
兄妹で平等に財産を分けたかったのですが、アパートの値段がわかりません。
そこで、自宅・アパート・駐車場の鑑定評価をして、長男が自宅を次女がアパートをもらうことにしました。当然、自宅とアパートは価値が違いますので、駐車場を売却して現金に換え、最終的に平等になるように2人で分けました。

遺産の中に土地や建物が複数あるときには、すべての土地建物の値段がわからないと平等に分けることができません。特にアパートの値段は土地と建物の値段を足しただけでは算出できないので鑑定評価が必要になります。

相続財産が多かったので相続税の税務申告は税理士に依頼し、駐車場のご売却には不動産業者をご紹介しました。